空気清浄機を選ぶ際の基本ポイント
空気清浄機を選ぶ基準がわからない方へ。空気清浄機にできること・できないこと、適用床面積の正しい見方、フィルターと交換費用、置き場所、加湿機能付きを選ぶときの注意点を解説します。
空気清浄機は、価格帯も機能もさまざまです。「何畳用を選べばよいのか」「加湿機能は必要なのか」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、空気清浄機にできることとできないことを整理したうえで、カタログの適用床面積の見方、フィルターと交換費用、置き場所、加湿機能付きを選ぶときの注意点を解説します。最後に、置き場所のチェック方法も紹介します。
空気清浄機にできること・できないこと
空気清浄機は、空気を吸い込み、フィルターでほこりなどの粒子を取り除いてから、きれいな空気を吹き出す家電です。脱臭フィルターを備えた機種は、においを抑えることもできます。
一方で、空気清浄機は換気の代わりにはなりません。外の新しい空気を取り入れる機能はないため、二酸化炭素がたまるなど、こもった空気を入れ替えるには換気が必要です。
また、床や家具の上に落ちたほこりは吸い込めないため、掃除も欠かせません。
除菌やウイルスに関する表示がある機種もありますが、その内容は試験の条件によって決まっています。実際の部屋で同じ結果になるとは限りません。表示を見るときは、注記に書かれた試験の条件もあわせて確認しましょう。
適用床面積の見方
カタログに載っている「適用床面積」は、日本電機工業会の規格(JEM1467)で決められた項目です。メーカーの資料によると、一定の条件のもとで、空気の汚れを30分で決められた濃度まできれいにできる部屋の広さを基準にしています。
つまり、適用床面積は「その広さの部屋なら30分でここまできれいにできる」という目安です。実際に使う部屋より適用床面積が大きい機種を選ぶと、より短い時間できれいにできます。
カタログには「8畳を◯分」のように、清浄時間が載っていることもあります。同じ広さでの清浄時間で比べると、機種ごとの違いがわかりやすくなります。
フィルターと交換費用
フィルターには、主にほこりなどを集める集じんフィルターと、においを抑える脱臭フィルターがあります。それぞれ交換の目安が決まっています。
比べるときは、本体価格だけでなく、次の点も確認しましょう。
- 交換用フィルターの価格
- 交換の目安の期間(使用条件によって変わります)
- プレフィルター(最初にほこりを受け止めるフィルター)の掃除のしやすさ
1年あたりにかかるフィルター代を計算しておくと、長く使ったときの費用を比べやすくなります。
置き場所と空気の流れ
空気清浄機は、空気を吸い込む口(吸気口)と吹き出す口(吹出口)がふさがれていると、本来の力を発揮できません。
吸気口が背面にある機種、前面や側面にある機種など、構造は機種によって異なります。壁からどれくらい離せばよいかも、取扱説明書で確認しましょう。
置き場所を決めるときは、次の点を意識します。
- 人がよく過ごす場所の近くか
- 家具やカーテンで吸気口がふさがれていないか
- エアコンの風とぶつかって空気の流れが乱れないか
加湿機能付きを選ぶときの注意
加湿機能付きの空気清浄機は、1台で2つの役割を果たせる便利さがあります。一方で、次の点も考えておきましょう。
- 給水タンクや加湿フィルターの手入れが必要になる
- 加湿しない季節も、加湿部分の扱いを決めておく必要がある
- 加湿と空気清浄で、置きたい場所が違う場合がある
冬の乾燥が気になる部屋で使う予定がなければ、加湿機能のない機種のほうが手入れの手間は少なくなります。
実践例:置き場所チェック
候補の置き場所を2〜3か所選び、次の表で比べます。
| 確認項目 | 候補A:ソファ横 | 候補B:テレビ横 |
|---|---|---|
| 人がよく過ごす場所に近い | ○ | △ |
| 吸気口の前に物がない | ○ | ×(棚がある) |
| 壁から必要な距離をとれる | ○ | △ |
| エアコンの風とぶつからない | △ | ○ |
| コンセントが近い | ○ | ○ |
○が多い場所を第一候補にします。購入前に、置きたい場所の寸法も測っておきましょう。
チェックリスト
- 空気清浄機が換気の代わりにならないことを理解した
- 使う部屋の広さを確認した
- 適用床面積と清浄時間を比べた
- 除菌などの表示の試験の条件を確認した
- 交換用フィルターの価格と交換の目安を確認した
- 吸気口の位置と、壁から離す距離を確認した
- 置き場所の候補を比べた
- 加湿機能が本当に必要か考えた
まとめ
- 空気清浄機は空気中の粒子やにおいを減らす家電で、換気や掃除の代わりにはなりません。
- 適用床面積は、30分できれいにできる部屋の広さの目安です。
- 本体価格だけでなく、フィルター代を含めて比べます。
- 置き場所は、吸気口と空気の流れを意識して選びます。
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参考資料
- シャープ「加湿空気清浄機ラインアップ」(適用床面積の定義:日本電機工業会規格JEM1467) https://jp.sharp/kuusei/lineup/kuusei.html
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